60.安さ
こんにちは。
岐阜にて、『格安ホームページ』をとことん突き詰めて、よりよいホームページを皆様に対してお届けしている、激安ホームページ制作会社K&Kスタジオ。
そのK&Kスタジオで“ブログ”を担当しておりますのが、わたくし格安太郎でございます。
「安さ」について今回は考えてみたいと思います。
そもそもモノの価格とは、「市場原理」によって決まります。
価格は、需要と供給の曲線が交差するところが最適であると言われています。
市場という言葉を私たちは自然に使用していますが、市場とは果たして何かというと・・・モノあるいは、サービスが、「お金で売り買いされる場所」のことを言います。
市場には必ずモノを買う側である需要者と、モノを売る側の供給者がいます。
そしてその両者が、財やサービスを、貨幣によって取引・交換する“場所”、それこそすなわち市場とよばれるものなのです。
基本的に、経済学では、自由競争が行われていると言われています。
とはいえ、そこにはある一定の法則が入り込む余地があり、生産や利潤によって、価格は左右され決まってきます。
「安さ」の秘密は、生産が過剰になっているか、あるいは生産にかかるコストを抑えたりするなど、実は供給者側の努力がなされている場合が多いです。
自由競争は、多数の売り手と買い手が参加します。
とはいえ、あるジャンルの市場を一定の企業が独占してしまう、寡占市場、独占市場なるものがあります。
これが発生してしまうのは、「権利」や「力」をその企業が持ってしまうことで、市場を左右するような状況が発生してしまうことから起こることです。
アダムスミスは、これを市場の失敗と言います。
もっとも適切な市場は、多数の売り手がおり、また買い手も多数存在しており、競争にある一定の均衡があり、偏りのない適切な需要量を提供できる状態のことです。
とはいえ、価格競争なるものがあります。
価格競争、すなわちより安い価格で企業同士が売り続けようとすること。
これがなぜ発生するのか、というと根本的には、「競合相手が多数存在するから」だといえます。
市場を左右できるのは、一定の特権的な力をもった企業です。
例えば、どこの企業にも負けないような技術を持った企業が存在したとしましょう。
すると、そこに競合他社がいないので、独占的なA社が5製品を市場に供給するとして、それを欲しいとする需要者が100人いたとします。
すると、価格は、A社が最適値あるいは少し値段を高めに設定しても、取引としては成立します。
ただ、そこに、同じ商品を持った企業が複数参加し始めると、A社が独占的にものを販売することができなくなるので、値段を安くして、需要者に買ってもらう努力をしなければならなくなるのです。
安いが発生するのは、その競合他社との価格競争から生まれることなのです。