63.ものの価値とは
こんにちは。
岐阜にて、『格安ホームページ』をとことん突き詰めて、よりよいホームページを皆様に対してお届けしている、激安ホームページ制作会社K&Kスタジオ。
そのK&Kスタジオで“ブログ”を担当しておりますのが、わたくし格安太郎でございます。
今回はものの価値について経済学的な視点からお話しましょう。
通常、価値とはかなり主観的要素が強いものです。
スマートフォンなら、操作性に優れいているから価値がある、友達とラインで交流がしやすいから価値がある、時代風潮のっているから価値があるなどなど。
これは供給者が、需要者に対してある製品を与えたときに、利用者が感じる“体験”こそが価値とみなされるわけなのです。
つまり反対ではわけです。供給者側が製品に付与するのは価値ではなく、あくまでも機能。
その機能を、ユーザー側の視点に立って考え出して価値を生み出そうとの努力もあるとは思いますが、あくまでも価値を考えるのは主観的なものであるのです。
経済学者で有名なマルクスは、商品には「使用価値」と「交換価値」があると言います。
使用価値とは、ものの有用性を指す概念です。
つまり「使ってやくに立つかどうかということ」
あなたがホームページが欲しいと思ったときに、それは「売上に向上するから」「認知アップに貢献するから」「企業の特性を不特定多数に届けられるから」などという動機付けのもと購入するかと思いますが、それはあなたの感じるホームページの有用性であるわけです。
そしてそこには主観的な面ので「価値」がある。
あなたが使用価値が高いと思った時点で、その商品の「使用価値」は満たされるわけです。
反対に「交換価値」というものがあります。
交換価値とは「量」の問題です。
量というと、つまりは客観的に計測できるものです。
要は、そもそも商品とはどれだけ使用価値があるものであっても、それを欲しいと思う人が買わないことには、単なる主観的な使用価値があるに過ぎない。
ただ「交換」という過程があって、初めてより客観的に「この商品は価値がある」ということができるわけです。
マルクスは「労働力」も「商品」であるといっています。
労働力を商品というと、人間を無機質に考えているかんがありますが、例えば労働は、「労働者が労働する」という使用価値があります。
そして会社がその「労働者が労働する」という使用価値に対して、欲しいと思った時点で「交換価値が生まれる」つまり、賃金というレイトで彼を雇うわけです。
労働力は「使用価値」だけあっても単なる労働力となる潜在的な価値が含まれているに過ぎないわけですが、そこに賃金という客観的な“量”によって交換されることで、主観的な使用価値に過ぎなかったものが、労働力という「交換価値」が付与され生み出されるのです。
以上です。