62.安さ2
こんにちは。
岐阜にて、『格安ホームページ』をとことん突き詰めて、よりよいホームページを皆様に対してお届けしている、激安ホームページ制作会社K&Kスタジオ。
そのK&Kスタジオで“ブログ”を担当しておりますのが、わたくし格安太郎でございます。
前回より「安さ」についてお話しています。
市場には、財やサービスを受ける側である、需要者と、それを与える供給者とがいるとの話をし、それらが取引、交換される場であるとお話しをしました。
そして、商品の価格が「安く」なる、俗にいうところの価格競争とは、ある商品の市場に参加する競合企業が多いことから、値下げという現象が起こるのでした。
さて、安さにはメリットもあればデメリットもある、二面性を持ちます。
消費者にとっては、「安い」というのはとても魅力的なものです。
だからこそ、安くすれば安くするほど、お客さんはその商品に集まることでしょう。
ところが、その安さで引きつけたお客さんはいつでも「価格で逃げていってしまう」ことはあり得ます。
つまり、「安さ」に魅力を感じて、お店や企業にやってくるわけですから、当然、それ以上に「安い」お店を見つけたら、そちらに流れていってしまうでしょう。
消費者に対して「価格の安さ」を訴求しすぎてしまうほど、それに同調した顧客は、そのお店自体に魅力を感じているのではなく、ただ「安い」という性質を持ったお店に惹かれているわけであり、特定の店ではないのです。
ではどうすれば良いのでしょうか?
企業の中には、必ず「安さ」以外にも特有の強みがあるはずです。
あるいは安さの中にも、品質の良さや、接客の良さなど、付加価値をつけ加えることもできるでしょう。
「安さ」というのはひとつの手段であり、それを目的としてしまった時点で、当然価格競争の波に乗ってしまうことになります。
近所のスーパーが野菜を安くしたから、うちはそれ以上に価格を抑えないと顧客を自社に集めることができなくなる。
だから、うちの野菜の値段を下げよう。
これが永遠に続いてしまうことにもなりかねないのです。
ここで考えてみて欲しいのは、価格競争においては、「短期的な“売上”」には効果的なだけであり、長期的な視点を持てばデメリットが多いです。
発想を逆転してみましょう。
顧客はある程度「安さ」を求めて行動を起こすものです。
3000円の野菜を売る会社と100円前後の野菜を売る会社とでは、当然後者にお客さんがついていくことでしょう。
ではせっかく一度お客さんが安さに惹かれてやってきたわけですから、そこから価格で勝負するのではなく他の方法で、お客さんを定着される努力をしてみてはどうでしょうか。
その工夫をすることで、顧客を生み出すのではなく、「顧客をつくること」はできるはずです。