67.補完財ってなーんだ。
こんにちは。
岐阜の激安ホームページ制作会社K&Kスタジオの“ブログ”を担当しております、格安太郎でございます。
今日は補完財についてお話ししたいと思います。
補完財とは、ある財とある財とが、相互補完的に使用することで、欲望を満たすものだと考えればよいでしょう。
例えば、PCについて。
PCの場合、デスクトップだけが会社や自宅にあったとしても、キーボードやマウス、外付けハードがなければ動かない財です。
またハードとソフトもひとつの典型と考えて良いかと思います。
あるいは、コーヒーの場合は、砂糖やシロップ、ミルクなどによって、より美味しくアイスコーヒ、ホットコーヒが飲めたり、柄の入ったマグカップや、氷をいれてコップの表面に水滴がついていたりするとより飲みたくなるように人間の欲望を喚起するようになります。
または機械と消耗品、つまりプリンターなら機器と、インクや、紙などが補完財として考えられることもできます。
ではうちのホームページでの補完財ってなんだろうな?って考えたときに、PCやスマートフォンがなければ表示もされませんし、サーバーにファイルが格納されていなければサイトさえ存在しないことになります。
ファイルといえば、デザイナーにとってのフォトショップやイラストレーターなどのソフトウェアがなければ、ホームページの要素として作ることもできなくなります。(これはちょっと補完財と言えるかどうかは疑問ですが・・・)
経済学的に言うと、ある2つの財の、一方の価格が上昇することで、補完財となるもう一方の商品の需要は減る傾向にあると言われています。
なぜなら一方の価格が上昇すると、買い手は商品を買おうとしなくなります。
すると、それと補完的な関係にある財も、その影響をこうむることで、財を買い渋るようになって、相対的にその需要量が低下してしまいますよね。
それに応じて、価格を安くするようにもなります。
補完財と一緒に出てくるのは、代替財と言うものがあります。
補完財とは逆に、代替財の場合は、ある財の価格が高まったとしても、それに対する代替としての役割を持っているので、影響を受けません。
影響を受けないと言うかは、需要量が増すことだってあります。
もしパンの値段がぐっと上がった場合、それと代替的な関係にある米の需要が増したりすることがあります。
その代わり、パンの補完財であるマーガリンなどの需要が落ち込むことがあるわけです。
代替財とは、つまりは、「同じニーズを満たす財」と考えれば良いのです。
代替財と補完財の関係を考える上で顧客のニーズといった部分が大変重要になるのです。